
「食」を通じて治療や回復を
栄養管理室では、主に患者さんへの食事指導と栄養管理を行っており、他の医療スタッフと協働し、「食」を通じて患者さんの治療や回復をお支えしています。
栄養管理について

各病棟担当の管理栄養士が栄養相談に対応しております。
生活習慣病、経管栄養、低栄養、食欲不振、嚥下不良(飲み込みの状態)、
お食事について

入院患者さん、デイケア患者さんのお食事を1日約900食提供しています。
個人対応
主食(おにぎり・素麺)の選択、1/2食、栄養補助食品の利用、食物アレルギーなど随時対応しております。また、滑り止めマットや自助食器・スプーンにも対応し、食べる力のお手伝いをしています。
行事食
入院生活でも季節感を味わうことができるよう月2回程度、行事食等を提供しています。11月~4月には、ねぎとろ丼などの生ものを提供しています。




メニューのご紹介
火曜日は麺の日としており、10種類程度をローテーションしています。また、金曜日は丼物・カレー・かわりご飯の日としており、毎週異なるメニューを提供しています。

患者さんの声
年1回嗜好調査を実施し、リクエストが多かったメニューについては、普段の献立や行事食にご意見を取り入れております。


栄養食事指導

主治医の指示のもと、管理栄養士が行います。普段の食事の内容を詳しくお聞きし、患者さんが無理なく取り組める方法を一緒に考えていきます。ご希望の方は診察時に主治医や看護師までご相談ください。
1.内容
- バランスの良い食事のとり方
- ご自分にあった食事や間食の適量
- 簡単な料理レシピの紹介
- 外食、コンビニや総菜、インスタント食品の利用のポイント
- 退院後の食事のとり方 …など

2.主な対象例
糖尿病、脂質異常症、高度肥満症など
3.方法
個別指導
外来の場合は月1回、入院の場合は入院期間中に2回の実施を目安にしています
集団指導
病棟での健康教室など
4.栄養指導内容の一部紹介
- 一汁三菜の図を使用し、主食・主菜・副菜のバランスが取れているかを確認します
- 清涼飲料水の摂取が多い方には、フードモデルを使用し、飲料に含まれる砂糖の量を目で見ていただきます
- 一回に摂取したい野菜の目安量を、実寸に近い手の写真「手ばかり」で説明します
- 適正な主食の量をお伝えします
- エネルギーの範囲内で食べられる間食を、具体的に提案します
- 普段利用するお店をお聞きし、予算に応じて食事の組み合わせや買い物のポイントを提案します
- 記録をすることが負担にならない患者さんには、食事記録を記入していただくこともあります
