湊病院

DEMENTIA認知症への取り組み

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「なぜ?」をひとりで抱え込んでいませんか?

認知症の正しい知識を持つことが、介護する側の心の余裕につながります。

認知症の代表的な症状のひとつに「記憶に関する障害」があげられます。
「新しいことがなかなか覚えられない」「つい最近の出来事を思い出せない」そういった症状は、時に介護なさるご家族の方を困惑させることがあるかもしれません。また「急に怒りっぽくなった」「落ち着かない様子だ」などと感じ、不安や疑問に思うこともあるかもしれません。

そんな時は、ひとりで抱え込まずに、専門家に相談することが大切です。ご家族のこころの余裕が、認知症の症状の軽減につながることもあります。お電話でも、直接いらしてでも構いませんのでどうぞ、お気軽にご相談なさってください。

認知症の代表的な症状
  • 何度も同じことを言ったり聞いたりする
  • ものの名前が思い出せない
  • 置き忘れやしまい忘れが目立つ
  • 時間や日付、場所の感覚が不確かになった
  • 病院からもらった薬が管理できなくなった
  • これまであった関心や興味が失われた
  • ささいなことで怒りっぽくなった

「みんなで支える」をお手伝いしています

認知症を支えるには、地域の各機関の連携が要です。

アルツハイマー型認知症、脳血管性認知症、そして、「第3の認知症」と呼ばれる、レビー小体(しょうたい)型認知症…ひとくちに認知症と言っても、その種類にはいくつかあり、それぞれによって治療法は異なります。これらの認知症を正確に診断するためには、詳しい検査が必要となる場合もあります。湊病院では、市内の医療機関と連携して認知症の確定診断に努めております。そして、それぞれの方にあった治療を行っております。

また、社会福祉士や精神保健福祉士といった資格を持つ専門の医療相談員がご相談をお受けし、必要であればケアマネジャーと連携し、介護サービスや福祉施設の利用がスムーズに運ぶようにお手伝いを致しております。

認知症のかたやご家族をサポートする為には、医療、介護、そして福祉が連携することが大切であると考えています。

強力なタッグチームで治療にのぞんでいます

認知症だけでなく「からだの健康」もしっかりサポート

高血圧症や高脂血症、糖尿病や心疾患などが悪さをして、脳の血管が詰まったり破れたりすることで、その部分の脳の働きが低下し、その結果、認知症となってしまうことがあります。言い換えれば、そのような脳の血管の障害が原因となる認知症は、もともとの病気を治療することで、ある程度は予防が出来ると言われています。

また、認知症のかたは、からだの不調を感じてはいても、それを上手にご家族のかたに伝えることが出来ずに、いつのまにか病気が重くなっていた、ということがあるとも言われています。

このように、認知症と「からだ」の健康には密接な関係があるのです。湊病院では、精神科だけでなく、内科、外科、消化器内科といった「からだ」の面からもしっかりと皆さんの健康をサポートいたします。

在宅療養のための支援を行います

在宅療養訓練指導室

在宅療養訓練指導室について

当院の認知症治療病棟では、薬物療法は最小限とし、主に作業療法・回想療法・音楽療法と並行し生活機能回復訓練を実施しながら、患者さんが日常生活のリズムを整え、精神的安定が維持されるよう受容的な支援を行っています。病棟内に「在宅療養訓練指導室」を設けており、トイレや洗面、お風呂などの日常生活で想定される行動をご家族の方と共有し、ご自宅へ戻ったあともできるだけスムーズに生活ができるよう支援しております。


認知症に関するご相談

お気軽にご相談ください。

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