湊病院

OCCUPATIONAL THERAPY作業療法室

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作業療法

当院では、精神科リハビリテーションの一環として、精神科作業療法と疾患別リハビリテーションにて作業療法士が従事し、病院の理念である、心と体の健康を守る和の医療を念頭に、「こころ」と「からだ」に向けたリハビリテーションを行っています。精神科作業療法では、精神疾患を対象に、創作作業、運動プログラム、レクリエーション、カラオケ、心理教育、社会生活力プログラム等の社会生活や入院生活の質の向上に向けた集団活動を行っています。疾患別リハでは、脳血管疾患、運動器疾患、呼吸器疾患、廃用症候群を対象に、身体機能の回復に向けた、1対1での個別治療を行っています。

心理教育

まいまいの会

当院では、精神科急性期治療病棟における退院準備に向けた取り組みとして、週一回(全5回)のグループセッションを行っています。セッションでは、統合失調症について、以下の5つの内容を話し合います。

  1. 「病気の経過と回復までのプロセス」
  2. 「薬の作用と、上手なお付き合いの仕方」
  3. 「薬の役割~副作用とその対処~」
  4. 「再発をなるべく減らすために」
  5. 「これからの生活のために」

参加者は、入院患者さん5名程度、医師、看護師、薬剤師、精神保健福祉士、作業療法士です。まいまいの会という名前は、かたつむり(まいまい)のように「あせらず・のんびり・ゆっくりと」マイペースで邁進してほしいという意味を込めて決めました。

社会生活プログラム(Social Functioning Ability:SFA)

当院では、精神科療養病棟における社会復帰に向けた取り組みとして、週一回(全10回)のグループセッションを行っています。自身の障害を正しく理解し、必要な社会資源の利用やサービスの活用、よりよい人間関係の構築、自主的な生活、社会参加を目指していくために必要なのが、社会生活力です。ご本人の希望する生活を目標として、必要とされる社会生活力をプログラムによって身につけていきます。参加者は、入院患者さん5名程度、主に作業療法士がセッションを担当しており、セッション内容によって、薬剤師や管理栄養士に講師を依頼しています。

各セッションのテーマ(全10回)

  • 1回目:生活リズムについて
  • 2回目:セルフケアについて
  • 3回目:金銭管理について
  • 4回目:疾病管理について
  • 5回目:お薬について
  • 6回目:コミュニケーションについて
  • 7回目:社会資源について
  • 8回目:食事について①
  • 9回目:食事について②
  • 10回目:プログラムの振り返り
CONTENTS
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